これから、ドローンを本格的に始めていこうと考えている方も、既に始めている中・上級者の方も、自身の相棒となるドローン本体を購入する際は、どれにするか悩みも多くあると思います。(この時間が一番楽しい時間でもあるw)
機体本体が100g以上ある本格的なドローンを購入しようとすると、数万〜数十万円と高額になるため、慎重になりますよね。。
この記事では、DJI社のオススメのドローン機体を紹介をしたいと思います!
どの機体を買ったらいいか、決められないよ…
おすすめを紹介するから参考にしてみてね!
DJI社とは
まず今回紹介をする『DJI社』について、どんな会社なのか簡単に説明します。
DJI社は、ドローン業界で圧倒的な存在感を持つ企業であり、特にこれからドローンを始めようとしている方々にとっては、知っておくべき重要なメーカーです。
2006年に設立されて以来、現在では世界のドローン市場で70%以上のシェアを持つリーディングカンパニーとなっています。日本でも非常に高い評価を受けており、特に高価格帯のドローン市場で圧倒的なシェアを持っています。
詳細は下記の記事でも紹介をしておりますので、あわせて参考にしてみてください。
他のメーカーの製品と比べて優れている点は
DJI製のドローンが他のメーカーの製品と比べて優れている点についても、簡単に紹介しておきます。
- 高いコストパフォーマンス: DJIのドローンは高スペックでありながらリーズナブルな価格設定がされており、コストパフォーマンスに優れています。
- 先進的な安全機能: 多くのDJI製ドローンには、障害物を検知する「VPS(ビジョン・ポジショニング・センサー)」や、自動帰還機能「RTH(リターントゥホーム)」が搭載されています。これにより、初心者でも安全に飛行を楽しむことができます。
- 優れた飛行安定性: 風が吹いてもその場で留まるホバリング機能を持ち、安定した飛行が可能です。これにより、映像撮影時のブレを抑えることができます。
- 広範な製品ラインナップ: 個人向けの空撮用ドローンから産業用ドローンまで、多様なニーズに応える製品を提供しています。これにより、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応しています。
- 信頼性とサポート: DJIは世界最大手のドローンメーカーであり、その製品は多くの国で利用されています。日本にも拠点を持ち、サポート体制が充実しているため、購入後のサポートも安心です。
これらの特徴により、DJIのドローンは他のメーカーと比較して多くのユーザーに選ばれています。
DJI製のドローン機体ランキング
DJI社について理解いただいてところで、早速ワタシが考えるドローンをランキング形式で発表したいと思います!
DJI製のドローンはシリーズによって、分類分けがされております。
ドローン機体を選ぶ上で、事前にこちらも参考情報として、抑えておいてください。
カメラドローンシリーズ | 特徴 |
---|---|
Mavic シリーズ | Mavicシリーズは、プロ級の空撮用ドローンとして、映像制作や空撮に特化した機体で世界トップクラスのハイクオリティなカメラを搭載しています。折りたたみ可能なデザインを採用しており、持ち運びやすさと高性能を兼ね備えています。プロフェッショナルから趣味での使用まで幅広く対応していますが、一般ユーザーからすると価格が高く感じられます。 |
Airシリーズ | Airシリーズは、コンパクトで高性能なドローンを提供するラインであり、特に空撮を楽しみたいユーザーに人気があります。このシリーズは、持ち運びの便利さと優れたカメラ性能を兼ね備えており、旅行やアウトドア活動での使用に非常に便利です。新モデルでは全方向での障害物検知が可能で、安全性が向上しています。これにより、初心者でも安心して飛行を楽しむことができ、プロフェッショナルな映像制作から趣味の空撮まで幅広い用途に対応できる性能を持ち、コストパフォーマンスにも優れています。 |
Miniシリーズ | Miniシリーズは、重量が約250g未満で設計されており、非常に軽量です。この軽さにより、旅行やアウトドアでの持ち運びが容易で、バックパックや小型のカメラバッグにも簡単に収納できます。 エントリーモデルでありながら、4K映像の撮影が可能で、手ブレを自動補正するジンバルを搭載しており、安定した映像を撮影できます。SNS向けの縦向き動画撮影にも対応しています。 初心者から中級者まで、手軽に高品質な空撮を楽しみたいユーザーに適したドローンとして人気があります。 |
1位:Mini 4 Pro
まず、1位に選んだのは「Mini 4 Pro」になります!!
最新モデルで、4K・100fpsの動画撮影が可能です。全方向障害物検知を搭載し、安全性が高く、また、次世代の映像伝送システムを採用しており、より遠くまで安定した映像伝送が可能です。
DJI Mini 4 Proは、以下のような特徴と機能を持つドローンです。
カメラ性能
- 高画質撮影: 1/1.3インチCMOSセンサーを搭載し、4K/60fps HDR動画と4K/100fpsの動画撮影が可能です。また、48MPの静止画撮影もサポートしています。
- D-Log M / HLG対応: 高画質な録画モードで、映画のような質感の高画質撮影が可能です。
- 縦向き撮影: SNS向けの縦向き撮影が可能で、60°上向きになるあおり画角撮影も継続しています。
飛行性能
- 最大飛行時間: 標準のインテリジェントフライトバッテリーで最大34分、インテリジェントフライトバッテリーPlusを使用すると最大45分の飛行が可能です。
- 全方向障害物検知: 上下左右全ての方向で障害物を検知できるため、安全性が向上しています。
- ActiveTrack 360°: 被写体を360度追尾することができ、多様な撮影シナリオに対応します。
- 映像伝送距離: 最大20kmのフルHD映像伝送が可能で、遠距離でも安定した映像を提供します。
- 飛行時間: 標準のインテリジェントフライトバッテリーで最大34分、インテリジェントフライトバッテリープラスを使用すると最大45分の飛行が可能です。
デザインとその他の機能
重量が249g未満で、ほとんどの国や地域で免許や試験が不要です。
これらの特徴により、DJI Mini 4 Proは高性能でありながらコンパクトな設計を維持し、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに適したドローンとなっています。
基本的な機能は実装されており、かつ小型で軽量なのがなんとも魅力的!
逆に軽さゆえに、風が強いロケーション(最大風圧抵抗10.7 m/s以上)では、安定した飛行が難しくなります。
2位:AIR 3
そして、第2位に選んだのは「DJI Air 3」です!
Air 3の特徴は以下の通りです。
カメラ性能
- デュアルカメラシステム: 広角カメラと3倍ズーム対応の中望遠カメラを搭載しています。どちらも1/1.3インチCMOSセンサーを採用し、48MPの写真撮影と4K HDR動画撮影が可能。
- ズーム機能: 中望遠カメラは3倍ズームに対応しており、異なる焦点距離で多様な構図の撮影が可能。
飛行性能
- 最大飛行時間: 最大46分の飛行が可能で、長時間の撮影や飛行ができます。
- 全方向障害物検知: 上下左右全ての方向で障害物を検知できるため、安全性が向上しています。
- 映像転送:最大20km(日本国内では10km)の映像伝送が可能で、遠距離でも安定した映像を提供します。
デザインとその他の機能
- コンパクトな設計: 折りたたみ式で持ち運びが容易です。機体重量は720gで、安定した飛行性能を提供します。
- 充電ハブの革新: 複数のバッテリーから最も残量の多いバッテリーに電力を移動させる機能を持ち、効率的な電力管理が可能です。
これらの特徴により、DJI Air 3は多様な撮影ニーズに対応でき、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに適したドローンです。
DJI Air 3は、ほぼDJI Mini 4 Proの上位機種と考え問題ないと思います。
機体重量がMini 4 Proの倍以上の重量になりますが、その分風が強いロケーション(最大風圧抵抗12 m/s以内)でも、飛行させることができます。
3位:Air 2S
1位と2位は、最新の機種を紹介しましたが、3位は価格を少しでも抑えたい方に向けて、「Air2s」としたい思います!
Air 2Sは、コンパクトながら高性能なドローンで、1インチのCMOSセンサーを搭載しています。最大4K/60fpsの動画撮影が可能で、初心者から中級者に人気があります。自動追尾機能や障害物回避機能も充実しており、安全に撮影ができます。(型落ちの製品にはなりますが、十分に飛行や撮影は楽しむことができる機種になっています。)
DJI Air 2Sのおすすめポイントは以下の通りです。
- 高画質カメラ: 1インチCMOSセンサーを搭載し、2000万画素の写真と5.4K/30fpsの動画を撮影できます。これにより、非常に繊細で美しい映像を捉えることが可能です。
- 優れた飛行性能: 最大飛行時間は31分で、最大飛行速度は19m/sです。これにより、長時間のフライトが可能で、さまざまなシーンでの撮影に対応できます。
- 安全性: 前方、後方、下方、上方の4方向の障害物検知機能を持ち、APAS 4.0システムによって自動で障害物を回避することができます。
- 最新の映像伝送システム: OcuSync 3.0に対応しており、日本国内で最大8kmの動画伝送距離を持ち、1080pでの伝送が可能です。
- 多彩な撮影モード: 被写体のトラッキング、360°写真撮影、ハイパーラプス動画撮影、スローモーション撮影など、多様な撮影モードを備えています。
- 重量: 595g
これらの特徴により、DJI Air 2Sはプロフェッショナルから初心者まで幅広いユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
「Mini 4 Pro」vs「Air 3」
1位と2位で「DJI Mini 4 Pro」と「Air 3」を挙げましたが、ワタシも非常に悩んだ2つ機種のため、改めて横並びで性能を比較をしたい思います。
カメラ性能の比較
DJI Mini 4 ProとAir 3のカメラ性能はほぼ同等で、どちらも1/1.3型CMOSセンサーを搭載し、10bitでの撮影が可能です。Air 3は70mmの中望遠レンズを追加しており、これにより遠距離撮影が可能です。また、両機種ともに2.7Kの縦動画撮影が可能で、写真の4:3から縦にカットすることで広い画角を確保しています。
飛行性能の比較
飛行性能においては、Air 3が優れています。Air 3は耐風性能が12 m/sで、最大上昇・下降速度が10 m/sと高く、機体が大きいため安定性が高いです。これにより、滑らかで安定したカメラワークが可能です。一方、Mini 4 Proは軽量であるため、風の影響を受けやすい傾向があります。
持ち運びを優先するか、飛行性能を優先するかで、検討が必要なポイントとなります。
デザインとその他の機能の比較
デザイン面では、Mini 4 Proが軽量(249g)でコンパクトであるため、持ち運びに便利です。一方、Air 3は720gと重く、サイズも大きいですが、その分安定性が向上しています。両機種ともに全方向の障害物検知機能を搭載しており、安全性が高いです。
まとめ
DJI製のドローンは、用途に応じてシリーズが分けられており、自身の用途に応じて最適な機体を選択する必要があります。
今回紹介した機体の中では、持ち運びのしやすさや軽量さを重視する場合は、DJI Mini 4 Proをおすすめいたします。一方で、安定した飛行性能や中望遠レンズによる多様な撮影が必要な場合は、DJI Air 3が適しています。(あとは価格との兼ね合いで検討が必要になります。)
今後、実機のレビューもしていきますので、楽しみに待っていてください!
コメント